1989年頃。横浜市中区北方町にて
解体屋ってのは僕らの使う名称で、実際は輸出屋だったんだろうな・・・。80年代アジアへの。
三菱重工横浜製作所の横にあった。
中学を卒業すると、ここで50ccを買うのが流れだった。
とても安いから。
二俣川で原付の免許をとって即、僕は三万円を持ってここに来た。
ぶっちぎりにかっこいいYAMAHA RD50を選んだ。
薄い緑色のタンクとアルミの給油口に興奮しながら乗って帰る途中、エンジンが止まった。
まったく動かなかった。
一生懸命押しながら、解体屋へ戻った。
整備の兄さんに 、好きなのと交換していいと言われ、このエクスプレスを選んだ。
ぶっちぎりにダサかった。でもかっこよかった。
中型のバイクに乗るまで、2年乗った。
このバイクは燃費が良かった。本牧から三浦一周して給油1回だった記憶。
今のハイブリッドより良い。
高校2年だったか、タミヤのマルーン色の缶スプレーで塗り、
Whoのステッカーを貼ってモッズを体感。
今でもスロットルやブレーキ、シートの感触をくっきり覚えてる。