2010年10月21日木曜日

小説より奇なり 伊丹十三

食に関する話が面白い。

臼田素娥の台湾と食の話。
高野耀子の本格ビーフシチュー。
玉葱みじん切り、セロリ、人参を40分炒め、白葡萄酒でパーッと。
次にコウシ肉を入れ、トマト湯むきして、いろんな草入れ2時間半。
最後にジャガイモ入れて塩で味付けて1時間。完成。

芋に一文字の切れ目を入れ、月桂樹をはさみ、オーブンでホイル焼き。

三島雅夫の和菓子の話。鮒佐のふき豆。空也。胡萩堂。

藤原義江 オペラ

宮古島、艦隊が4日間通り過ぎる。
戦車爆雷 火薬背負って戦車に潜る。
飛行機の隙間に火薬詰めて特攻。
敵の不発弾で魚をとる。
カミサマ部隊:飛行機がオシャカになって行く当てのない特攻隊。
ウジから油をとる。ウジを培養し、蒸して油を抽出する。
マラリヤ対策で木の皮から蚊取り線香。
部隊で死んだ四分の三のうち半分は自殺。
マラリア熱で毛が全部抜ける。
ハブを殺して心臓を喰う。
マラリアで体温が下がり、水を飲むとそのまま死ぬ。
などなど最後の戦争体験者の語りが軽い口調で壮絶な内容であり、面白かった。