2010年7月13日火曜日

でいごの花の下に 池永 陽

こういうのは読まなくてよかったな。
泣かせる作為がどうもなあ・・・。
作り物なんだよなあ・・・。

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プロのカメラマンだった男は姿を消した。死をほのめかすメモと、使いきりカメラを残して。フリーライターの燿子は、恋人の故郷である沖縄へ。どこまでも青い空と海、太陽と風につつまれて、愛した男を追い、その過去を知ってしまう…。戦後六〇年、沖縄に咲いた切ない純白のラブストーリー。
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身ごもった主人公の女。
うたきの右手。
戦中の洞窟。日本兵と沖縄人のやり取り。わが子を殺し、甕に。
台風で全てがさらされた最後。
甕には骨が、残されたフィルムには子供たちの笑顔が写っていた。